東京の通夜振る舞い

通夜を行った後に、親戚や友人に残ってもらい軽く食事をしていただく事を、通夜振る舞いと言います。
住んでいる地域によっては親戚だけだったり、友人など来ていただいた人に声をかけたりと通夜振る舞いの仕方にも色々あるのをご存知ですか?
私の母方の親戚は東京に住んでおり、先日東京での葬儀を経験してきました。
東京では、通夜が終わった後参列して下さった皆さんに声をかけ、通夜振る舞いを行いました。
私の地元での通夜振る舞いは親戚だけが集まり故人の思い出話をしながら軽食を頂くというものでした。
集まるのは親戚だけですから、久々に会ういとこや親戚の人達とお互いの近況を話したりとまるでお正月に親戚が集まったかのような通夜振る舞いが一般的でしたので、東京で大勢の人たちが集まる通夜振る舞いにびっくりしてしまいました。

しかし最初は戸惑ったものの、こんなに多くの人達が故人のために集まってくれたんだと思うと少し嬉しくなりました。
親戚だけでの通夜振る舞いは大体の人数があらかじめ分かっているために、食事の用意をすることにあまり問題はありません。
しかし、通夜振る舞いに何人来るか分からない東京では、どのくらい食べ物を用意すればいいのか分からない時があるそうです。
そんな時は生ものなど、すぐに悪くなるような食べ物は避け、オードブルを多めに用意するといいと大切な家族のための手元供養手引書を掲載されていました。

何故そんな事を聞いたかというと、私は地元の仕出し料理屋で働いており、自分の住んでいる地域のことも知りたいと思ったからです。
東京の通夜振る舞いを経験したことでとても勉強になりました。

通夜と告別式の違い

お葬式といえば、通夜と告別式に分かれています。葬儀に参列したいと思う時、皆さんならどちらに参列するでしょう?

本来通夜は、遺族や親族また、故人が生前親しくしていた友人や遺族と親しい友人などごくわずかの人達で通夜を行っていたと聞きました。
また、通夜にはブラックフォーマルを着なくても、地味な色のスーツやワンピースなどで弔問すべきとも言われていました。
時代が変わったからと言って、その本質は以前と変わらないのだと思います。
しかし最近は、仕事などの関係で通夜に参列する人が増えてきたと言います。
日中に行われる告別式に参列するとなると、会社を休むか、遅刻をしなければなりません。
また、会社関係者や取引先の人が亡くなると大勢の人が参列する事が予想されます。
もし、会社関係者が亡くなり、会社の従業員全員で告別式に参列するとなると、会社自体を休みにしなければいけなくなります。
それに比べると通夜は、夕方から行われますので、会社を少し早く出ることで、通夜に参列する事が可能になってきます。
故人の親戚や、親しい友人であれば、通夜・告別式どちらも参列すればいいかと思いますが、そうでない場合には、自分の都合を考えながらの参列でもいいのではないでしょうか。
実は私も、通夜・告別式があった場合には、通夜に参列する方が多くなってしまいました。
仕事をしていると自由な時間を持つことが難しいのですが、それでもお世話になった方にお別れを言いたいという思いが強いので、参列できる時間帯に行くようにしています。

遺体の安置とプロの技

先日、祖母が亡くなりました。
死因はガン。
気付いた時にはすでに手遅れで、手術もできない状態でした。
腎臓に大きなガンが出来ていたのですが、そのせいで腹水が溜まり、まるで妊婦のようにお腹が大きくなっていました。
少しずつ腹水を抜いてはいたのですが、お腹が大きくなったままの状態で祖母は旅立って行きました。

病院には提携している葬儀社があるようで、祖母が亡くなってから一時間もしないうちに葬儀社の担当が私たちに挨拶に来ました。
ずいぶん用意がいいんだなと少し苛立ちましたが、葬儀社曰く「故人の体の状態が悪いようなので急いできた」との事、祖母を一度自宅に帰らせようとしましたが、そのまま葬儀場に安置したいと葬儀社は言うのです。
両親は詳しく説明を聞く為に葬儀社の人と別室へ行ってしまいました。
両親が帰ってきたので話を聞いてみると、溜まっていた腹水がどんどん出て来てしまうのでそのまま安置施設へ運ばなければいけないこと、葬儀社の方で責任を持って安置してくれるとのことでしたので、私たちは一度自宅へ戻り葬儀の準備などをしてから葬儀場へと向かいました。
葬儀場へ着き、祖母の顔を見ようとしましたが、今は体などを綺麗にしているからという事で、ニ時間ほど祖母に会う事が出来ませんでした。
その間に父だけ呼ばれ、祖母との面会を許されましたが、祖母の遺体の状態は思ったより悪く、葬儀社の方が一生懸命拭いてくれていたという事でした。
その後、やっと会うことの出来た祖母は安らかな顔で布団に寝ていました。

父は、葬儀社の言う通り、すぐに安置施設に運んで貰って良かった。祖母をとても丁寧に綺麗にしてくれたと喜んでいました。